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はじめに
「辞めたい。でも生活のことを考えると辞められない。」私自身、そんな時期がありました。仕事量は多く、休みも十分に取れず、毎日仕事に追われる生活。それでも収入がなくなることへの不安から、退職を決断できませんでした。これまで私は5回転職を経験していますが、今振り返ると、一番苦しかったのは「辞められない」と思い込んでいた時期だったように思います。
この記事では、そのとき私が何を考え、どのように気持ちが変わっていったのかをお伝えします。
「給料は悪くないから辞められない」と思っていた
当時の職場は仕事量は多く、帰宅が遅くなる日も珍しくありません。休日も疲れて寝て終わることが多く、「仕事のために生活している」と感じる毎日でした。それでも退職できなかった理由は、給料が極端に悪かったわけではなかったからです。
「転職したら収入が下がるかもしれない。」「今より悪い会社だったらどうしよう。」
そんな不安ばかりが頭に浮かび、辞める決断ができませんでした。
本当に失っていたのは、お金ではなく時間と心だった
当時を振り返ると、お金以上に失っていたものがありました。
・休日を楽しむ余裕がない
・仕事以外のことを考えられない
・家族や友人と過ごす時間が減る
・「また明日仕事か」と考えるだけで気持ちが重くなる
生活の中心が仕事だけになり、自分らしく過ごす時間がほとんどありませんでした。
その頃は気付きませんでしたが、収入を守るために、自分自身の時間や心の余裕を少しずつ失っていたのだと思います。
転職で変わったのは、年収よりも働き方だった
思い切って転職した結果、年収が大きく上がったわけではありません。しかし、働き方は大きく変わりました。
・定時で帰れる日が増えた
・休日に仕事のことを考えなくなった
・家族や趣味に時間を使えるようになった
毎日の生活に少しずつ余裕が戻り、「また頑張ろう」と思えるようになりました。
当時は給料ばかり気にしていましたが、働き方が変わることで生活全体が変わることを実感しました。
採用担当を経験して感じたこと
その後、私は採用担当として多くの転職希望者と面接を行う立場になりました。面接では、「仕事がつらくて転職を考えました」と話す人も少なくありませんでした。私自身も同じ経験をしてきたので、その気持ちはよく理解できます。
ただ、採用担当者として見ていたのは、「前職がどれだけ大変だったか」ではなく、「今後どのような働き方をしたいと考えているのか」という点でした。
つらい経験をそのまま話すだけではなく、その経験を通して何を考え、次の職場で何を大切にしたいのかまで整理して話せる人は、落ち着いた印象を受けることが多かったように思います。
まとめ
私は当時、「生活のためだから辞められない」と思い込んでいました。しかし今振り返ると、本当に大切だったのは給料だけではありませんでした。長く働き続けるためには、安心して仕事ができる環境や、自分らしく生活できる時間も同じくらい大切だったと感じています。
もちろん、勢いだけで退職することはおすすめできません。まずは「今の環境しかない」と思い込まず、他にも選択肢があることを知るだけでも、気持ちは少し楽になるかもしれません。
転職するかどうかを今すぐ決める必要はありません。まずは情報を集めながら、自分に合った働き方を考えてみることが、次の一歩につながると思います。
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